中国の賃金の上昇はものすごく、「世界の工場」として優位性はなくなっている

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賃金の上昇はすごい!

「中国は世界の工場から市場へ」といわれているのを聞いたことがあるのではないだろうか?今回はその辺のところを考察してみる。

■ 中国の平均賃金

表はブルーカラーもホワイトカラーも合わせた平均年収。これがぐんぐんあがってきている。一昔前、つまり2000年以前くらいまでは年収が20万円位だったので、中国=低賃金という構図が成り立っていた。で、日本の多くの製造業が中国に進出して中国に工場をたてて製造していた訳だ。 「MADE IN CHINA」である。

その2000年ころは中国は世界の工場ってことで、日系だけでなくほかの多くの国の企業も中国に工場をたてて製造していた。

しかし、当時と比べたら人件費が5倍以上にあがって、さらに共産党はもっと上げろ、と発破をかけている。

しかし企業としてはそんなに高い人件費ではやっていけない、ということで世界の工場の機能は中国からどんどん東南アジアなどに移っている。これは外資系企業の動きだけでなく、中国国内の製造業などもアジアやアフリカといったさらに賃金の安い国へ工場を移転する動きも活発になってきている。

中国はもはや製造業には向かない国

天津という都市が北京から新幹線で30分くらいの所にあるが、そこはトヨタ自動車の工場をはじめ、日系の工場が多い。私も営業で天津の企業の社長や人事部長に話を伺っていたが、話を聞くとほぼ9割くらいの企業が「もう賃金が高くて、採算が合わなくなってきているので、もはや中国で作って世界に輸出することはやめて、縮小するか、もしくは中国で作るだけに人員は抑えて増やさない」という企業がほとんどであった。

もはや中国は世界の工場とは言えない。これからは日系企業で中国で物を作るっていうのはほぼ確実にどんどん減っていくだろう。今から中国で製造をはじめる、なんてことを考えている企業は熟慮が必要である。

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