中国は「世界の市場」としては地位を拡大、中国販売は大きなチャンス!

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中国の新車販売台数の世界シェアは断トツ

前回は「世界の工場としての中国の現状」をみてみたが、今回は逆に「世界の市場」としての中国の現状を見てみよう。

そこで代表的な販売商品である「自動車」の販売台数を見てみる。 さて、中国は世界で何番目に新車が売れている国かご存知だろうか?

■ 国別の新車販売台数

答えは上表のように、中国は世界で一番が新車が売れていて、世界の1/4以上の販売台数、しかも日本とはすでに4倍以上も差がある。さらに中国は販売台数が伸びているが日本は徐々に減少している状況なので新車販売台数の差は開く一方である。

しかも高級車がバンバン売れている

 

しかも販売台数が多いというだけでなく、(利益率が高い)高級車がどんどん売れているので世界の自動車メーカーは中国で売ることに必死である。北京や上海の中心部では東京でもなかなか見れないような、ポルシェ、ランボルギーニ、ロールスロイス、ベントレーとか高級車がバンバン走っている。町中が車の展示会みたいな感じである。私も北京に駐在していてかなり車のbrand名を覚えたものだ。

写真は私が通勤の途中に遭遇したのだが、金色のマセラティ!。こんなの絶対日本で見ない(センスが違うといえばそれまでだが)。こんな感じで高級車が多く売れている。

なぜ高級車がこんなに売れているかというと「中国人は俺ってすごいんだぜ!っていういわゆるメンツ」を大事にするので、そんなに稼ぎが良くない人も無理して高級車を買う傾向がある。 私の部下も給料が手取りで月20万円くらい(中国ではまずまず良い)なのに、日本円で1000万円以上するアウディの新車を所有していた。これも「メンツ」である。 このように自動車会社にとっては中国は販売台数が多いだけでなく、高級車もよく売れて利益率が高いのでとても大事な市場である。

売れているのはもちろん車だけではない

もちろん自動車だけでなく、洗濯機、スマホ、テレビなど様々な消費財、さらには教育、レジャーなどのサービス産業の市場も驚くべき速さと大きさで伸びているのが中国の販売市場である。

「世界の工場」としては地位を下げている一方で、「世界の市場」としては中国は地位を上げてきている。当たり前といえば当たり前である。なにせ13億人いるし、金持ちも多いだけでなく増えてきている。メンツでいいものをもっていたい。等々市場としてはとても魅力的である。

繰り返すが、中国は「市場」としてみるとすごくチャンス! とくに日系企業にとっては日本市場はいわゆるデフレマインドで、「安くていいもの」が当たり前になってきている。日本市場は世界で見ても攻略するのに一番難しい市場の部類に入るだろう。

もちろんこういった背景もあり、日系企業もトヨタ、日立、キャノンなどの大手メーカーをはじめ、最近では飲食、教育などのサービス業なども「世界の市場」としての中国に進出している。

しかし一方でまだまだいろんなリスクや情報の少なさから多くの中小の企業が展開するには至っていない。政府としてもTPPなどを背景に海外展開系の施策を増やしつつあるが、弊社も国内の中小企業が中国販売できる一助になっていきたい。

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