越境EC勉強会に出席してきました

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越境EC勉強会に行ってきたので、講演のポイントをシェア可能な範囲で個人的見解も交えてご紹介します。

※【越境ECとは】インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引で主にB2C。例えば、日本の中小企業が英語圏向けに自社商品の販売サイトを作り、当該国の消費者に販売するなど。

ちなみに勉強会は広島であったのだが60名の定員を大きく上回る80名程が出席していて、大分県など遠方からの参加者もあり越境ECに対する関心の高さを感じた。

越境EC勉強会の大事なポイント(お伝え可能な範囲で)

  • 越境EC市場はとても成長している
  • TPPで越境ECの成長が加速される可能性が高い
  • 海外のEC市場の日本との違い
  • 越境ECを進めるのに大事なこと
  • 越境ECに関する補助金が公募開始予定

越境EC市場はとても成長している

※捕捉【ECとは】”electronic commerce”(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略。簡単にいうと日本で楽天とかアマゾンでのモノの売買などと考えてもらうといい。

世界のEC市場は2020年に2015年に比べて2倍程度の300兆円まで拡大すると予測されている。

300兆円というとイメージが浮かびにくいが日本の現時点のEC市場規模がだいたい14兆円。その20倍違い市場が世界に広がっていく、と想像してもらえば何となくそのインパクトと可能性が感じられるのではないだろうか。

さて、日本のEC市場の規模は世界的に見ると大きいだろうか。これ、結構勘違いされている人が多いのだが、日本はそんなに大きくはない(例えば世界3位のGDPの大きさほどではない。)。それが下の表。

■世界各国別のB2C-EC市場規模(2014年)

加えて言うと、日本のEC市場は伸び率は高くないが、東南アジアや中国をはじめ新興国ではものすごく伸び率が高い。なので今後は日本の企業も日本国内のEC市場だけでなく、世界のEC市場に飛び込まないと高い成長は見込めない。経済産業省も期待を込めてか下記のような越境ECが伸びるという予測を出している。

■越境EC市場規模の予測

TPPで越境ECの成長が加速される可能性が高い

数年後を目途にTPP(米大統領がトランプ氏とかにならなければ汗)が開始される運びになっており、その経済効果としてGDPを14兆円押し上げたり、80万人以上の雇用創出が見込まれたり、といったことが言われているが、越境ECにとってもTPPはすごい追い風になる。

TPPによる越境ECが享受できるだろう主なメリットとしては下記のようなことがあげられる。

  • 関税が撤廃される
  • 通関手続き簡略化による迅速な受取が可能になる
  • 手続き書類電子化による短期間での配送が可能になる

海外のEC市場の日本との違い

さて、海外のEC市場は現在どんな状況で運営されているか、ということであるがとくに日本と大きく違う点がある。

それはSNS(ソーシャルコマース:facebookとかLineなど)の活用が非常に大事だということ。例えば米国などではECでの購入に至るのに90%以上の購入者がSNSから何らかの影響を受けているそうである。

私の体感だと昨年まで駐在していた中国でも米国と同じことが言える。中国では微信(Weixin)というのがSNSの代表なのだが、SNSは若者に限らず中高年でも使っている人が多いし、販売者側もSNSを絡めるマーケティング策を多岐に打っており、それが売上向上につながっている企業が多い。実際、私も北京ではSNSに影響を受けて購入に至ったことが多くあった。

要は日本でもマーケティングにおけるSNSの重要性が徐々に認識されてはいるが、その重要度が日本と世界では全く違い(個人的には日本はSNS後進国だと思う)、世界のEC市場ではSNS対策なしでは上手くいかないということである。

●中国でものすごいシェアのSNSである「微信」のロゴ

越境ECを進めるのに大事なこと

とくに越境ECを始める際や運営する際に大事な考えは下記のとおり。

・海外の人が商品を買う理由を考えよう!

越境EC事業で失敗する多いパターンが「自分たちが売りたい商品もしくは勝手に売れると思いこんでいる商品を世界に販売する」というパターン。そうではなく、成功するには「現地の人々にどんなニーズがあり、なぜそれを買いたいと思うのか、を考えた上で販売」しないといけない。

・折れない心をも持とう!

日本のECでも言えることだが、とくに越境ECを軌道に乗せようと思うと、最初はうまくいかないことが多い。なので、あきらめずにくじけずにやり続けることが重要。途中で挫折するくらいならはじめからしないほうがいい。

・売るだけでなくHowToも

今からは商品を単に売るだけでなく、その商品をどう使ったらいいのかなどHowToの部分まで紹介すべきとのこと。例えばお茶をただ売るのでなく、そのお茶はどういう飲み方をすれば美味しく飲めるかなどまで紹介したほうがよい。

越境ECに関する補助金が公募開始予定

非常に魅力的な海外市場であるが、そうはいっても敷居が高いのでスタートアップするのには躊躇する企業も多いだろう。

そのへんも踏まえてか、国も越境ECをバックアップするために越境ECを行う企業に対する補助金がスタートするとのこと。具体的には下記のような感じらしい。

【越境EC補助金の概要(予定)】
≪募集期間≫
第1期:6月中旬応募開始、7月末〆切
第2期:9月中旬応募開始、10月末〆切
≪対象費目≫越境ECサイト制作費、プロモーション費の一部
≪補助金額≫対象費用(上限150万円)の3分の2(100万円)
≪注意点≫申請後に審査がある など

6月中にはおそらく公募開始だとのことなので、決まったらまた記事にしようと思います。and6月末にもう1回広島で勉強会があるのでまた行ってきます。

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