中国のネット通販市場は日本よりはるかに大きい

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1企業が1日に1兆7000億円も売上げるネット通販

前回はソフト面での中国のIT事情が進んでいるということをご紹介したが、今回も同じく中国ITのソフト面に関して「中国人はとてもITを利活用している」ということでネット通販の事例をご紹介する。

■ BtoC-EC 市場規模

このグラフは狭義のEC(Electronic Commerce)市場で、いわゆるモノやサービスの販売でインターネット上で行われるもの(ネット通販)の市場規模を表したグラフだが、日本は708億ドル(約7兆円)。 一方、中国はなんとその6倍の4200億ドル(約42兆円)近くある。さらに前年度35%増とまだまだ凄い勢いで伸びているのである。

中国EC市場で年間一番売り上げの多い日があり、それは11月11日。11月11日は全部1なので中国では「独身の日」であり、寂しい独身のために、ということでいろんなECサイトがセールをする。この日に中国で一番大きいタオバオという日本で言う楽天のようなECサイトではなんと昨年1日に1兆7000億円も売上げた。

1兆7000億円って、ピンとこないかもしれないが、百貨店で日本で一番売り上げの大きい伊勢丹の全国の店舗を合計した年間売上がだいたい1兆3000億円くらいなので、それを1日で売上げるという恐ろしく大きな市場なのである。

中国のネット通販は今後ますます大きくなる

実際、私も駐在しているときはよく中国のネットショップは利用していた。また、よく会社の中国人たちがネットで物を買って会社に送ってきていたりとこのネット市場の大きさと中国人に浸透していることはとても実感していた。

ちなみに中国はほぼ共働きで家には昼間人がいないので、ネット通販の送り先は会社に送る人が多いそうだ。さらに北京や上海とか都会だとテナント料が高いので都心部にはスーパーとかコンビニ的なものは少なくて、ネット通販の郵送料もすごく安いので、おやつなどの日用品までもみんなで共同してネットで購入していた。

このように、こういうネット通販は凄く中国人の生活にとても浸透しているという背景もあり、これからは越境EC、つまり日本国内から中国にネット経由で販売する市場もすごく伸びると予想されている。経済産業省の試算によると今6000億円が数年後には1,4兆円規模になるそうだ。日本国内での卸・小売りは人口減少、高齢化などから先行きはそれほど明るくはないが、少し国外に目を向ければ成長市場でかつとてもBigな市場がすぐ隣にあるのである。

(ご参考)中国最大のBtoC-ECサイトのタオバオ

https://www.taobao.com/

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